家族に尽くし続けた人生の最後は、脳出血で半植物状態

不幸に見える事も、霊界からみれば
最高のご褒美という事もあります。

今日お話しするのは、たこやきちゃんの祖母のお話です。

物心付いた頃から、私のおばあちゃんは
脳内出血の後遺症で、喋ることも食べる
ことも出来ず、病院で寝たきりでした。

微かながらに残る幼少の頃の記憶に、
おばあちゃんと一緒に会話をしている
シーンもありますが、再生時間の合計は
10秒にも満たないくらい、元気な頃に一緒に
過ごせた時間は短かったのです。

 

目次

祖母は、女手1つで私の母と叔父を育てた

戦後しばらくした頃、みるみるうちに体を壊して入院し、その後
わずか10ヶ月で祖父が亡くなった時、わたしの母はまだ2歳。

母の記憶に、「父親の姿」というものは無いそうです。

それでも祖母は、当時の日本人女性としては
異例とも言えるべき偉業を為していきます。

まず、夫を亡くした後も子ども達を食べさせていくため
「再婚」ではなく「自分が父親になる」と決めて行動を起こします。

彼女がとった行動。それは、今では日本を代表するような
某企業の採用面接に乗り込むことでした。

その時の面接を担当した人事の方は
「あなたのように強い女性は初めて見ました」と仰ったそうです。

その後、子どもを2人食べさせながら正社員として
朝から晩まで働き尽くし、遂には東京の品川に
持ち家と家賃収入を得るためのアパートも建てました。

そこから下宿する人たちを集め、仕事をしながらも
色んな人に囲まれてがむしゃらになって生きていました。

母が結婚をして、その後に私が生まれたあとも
ずっと働き通しの日々だったそうです。

そして時折母には、こんな事を言っていたそうです。

「死ぬときはさっさと死にたいな。
人の手を借りなければ
生きられないような生活はしたくないよ」

ある日突然、祖母は倒れた

私が2歳くらいの時に祖母は突然倒れ、救急車で病院へと運ばれました。

病名は脳出血。

その時、その瞬間から、祖母の人生から
「社会との繋がり」というものは失われてしまいました。

その日を堺に6年ほど、病院での生活を送りました。

2歳から8歳までの記憶に残る病院での祖母の姿は、寝たきり状態。
意思の疎通は幼い頃のわたしには全く取れていませんでした。

わたしの母ですら、祖母との意思疎通を図ろうとしても難しかったようです。

目を読んで「察する」程度にしか理解できなかったことと思います。

そして長い闘病生活の末、夏風邪をひいたことが起因となり、
お盆を迎える8月12日、そのまま帰らぬ人となったのです。

その時、まだ56歳。若い生涯でした。

そして何よりも、本人が一番望んでいなかった
「人の力を借りなければ、生きて行く事が出来ない状態」で、
長い長い時間を過ごした末の死でした。

霊界からの最高のご褒美

ここまでの彼女の人生、客観的に人間界的視点で
見聞きすると、『苦労の耐えない人生』に映るでしょう。

私もそう思っていました。

しかし、霊界からの意見は真逆でした。

祖母は、

  • 人に尽くし、世話をし、食べさせ、子どもたちに外で「あの家は片親だから」というレッテルを貼られないよう必死に働き、経営し、豊かさを存分に周囲に与えました。
  • 自分の時間以上に、他人のために時間を捧げ続けた生涯でした。
  • 休む事なく、ずっと働き尽くしました。

そんな彼女に対して、霊界は

「存分に休む事を学びなさい。
人に尽くされる喜びを味わいなさい。
これまでしてきたことを、反対にしてもらう立場として受け取りなさい」

という課題を与えました。
それが、晩年のわたしたちから見ると、辛くて苦しい死へ向かう6年です。

ですが祖母の後ろの方達は、結果的には
最高のご褒美をこの子にいただけた、と思っていたそうです。

試練や課題のスピリチュアル的な受け取り方

わたしたちは体を持った存在です。

今のこの地上生活では、体がなければ生きていけません
本来は「魂あっての体」が正しいのですが、
人間界の目線で捉えると、どうしても、体がないと生きれないので
「体あっての魂」というような勘違いが生まれます。

体が思うように動かなくなる事、病気になること、
失うことは不幸とか可哀想!
と感じてしまうのは、
魂より体の方が生命であり、生きる事であり、無かったら
死んじゃう!という思い込みや刷り込みがあるからなんですね。

 

しかし実際は、魂なくして体は動きません。

精神働かずして体を保てません。

私達人間はみんな、魂を主とした三位一体の存在です。

霊的真理を学ぶことは、いつか必ず役に立つ

たこやきちゃんも、やっぱり現実的には病気は
したくないし、寝たきり生活も送りたくはありません。

しかし、もしもそれが起きた場合には原因が
あっての結果でありますし、その中に必ず
魂の進化のための課題や試練が含まれています。

長い視野で見た時に、必ず「わたし(魂)が幸せになる為に」起きる
絶対法則の中のうちの1つ。

自分が望んでもいないことが起きてしまうというのは、
ある意味では自然の摂理なのです。

そこをどうスピリチュアル的に解釈して受け取れるかどうか?
それを知っているかどうか?で、
これから生きていく上での心構えや心の安定度が全く違ってきます。

ただ側面だけをみて
「あの人かわいそうだね」
という無意味な同情も減ります。

もっと物事の裏の裏まで、まるで真理を探るかのように
思いを馳せることが必要になってきます。

一見不幸に見える事の陰には、霊界の意図がたくさん隠されているのです。

それを見つけ出すことが、不条理で問題だらけの
わたしたちのこの地上生活をもっと楽にする方法でもあります。

そしてそれが次第に、世のため人のためになるような
人へのアドバイスへつながる事にもなります。

このブログを通して、皆様ももっとこういうことを
知っていっていただければ嬉しいです。

たこやきちゃんの今回のお話しは、現実的に起きている部分は
すべて実話です。(祖母のハナシですから)

そして、スピリチュアル的に見た解釈の部分は
シルバーバーチの霊訓を呼んで得た知識と、
自分自身で行っている霊視によって知らされたものです。

何も知らなかったら、子孫は勝手に哀れんでいるだけだけど、
真の意味を教えてもらってからはわたしは自分のルーツに
誇りを持ちました。

人間界では意思疎通を図ったことのない祖母と、
霊視能力によって交流することが出来ました。

そしてその解釈を、シルバーバーチによる叡智によって
補うことができました。

シルバーバーチの教えを、どうか1人でも多くの方に
知っていただけますように。

ということで、今日はここまでです!

最後までお読みいただきありがとうございました(^o^)

 

P.S.

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それぞれに特徴があるメディアなので、発信の内容によって
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その他にも、こういう公の場で話せないような
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興味のある方はぜひ登録しておいてくださいね(^o^)

そんなに頻繁にバシバシ連絡が行くことはありません(2019年9月現在は)。

基本的にどの媒体も、読んだら気持ちが楽になる!とか
得した!レベルが上った!ってなるような事をお伝えするようにしています。

Twitterは最近だいぶおちゃらけてますが。笑

て感じで、それでは、ありがとうございました!


この記事は2017年頃に書いた記事に加筆修正を加えて再投稿したものです。

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