今日は相談者さんからいただいたご質問にお答えする形で記事にしますね。
自分自身が目標を失ってしまった状態で、受験生の子どもにどうやって目標設定を教えたら良いのでしょうか?
とのことでした。
確かに、、、
子どもがいたり部下がいたりすると、「今の私には目標がありませ〜ん」なんて打ち明けるわけにもいかず、自分のことを棚に上げて説教したり・・・苦しいですよねそれ。
そしてそんなシチュエーションは、否が応でも歳を重ねると遭遇率は上がっていきます。
ですが、そもそも目標って、何なんでしょうね?
ちなみにわたしは昔は「目標」の意味すら考えたことがありませんでした。
ただ漠然と、なんとなく「目標」という言葉を使うだけ。
目標を達成することが出来る人は、別の惑星の種族なんじゃないかと思うほど、自分からは縁遠いものでした。けっこうほんとに。
目標と目的の違いを知る
チェンマイで農園を営む農学博士のもとで、あるプロジェクトに参加したときがあります。
右も左もわからないままなぜか日本でのプロジェクトリーダーになってしまったのですが、チェンマイにいる農学博士がしたためた企画書を何度読んでも、何をしたら良いのかサッパリわからず「自分は何をしたら良いの?」と身動きがとれなくなってしまうことがありました。
そんな中、人生の先輩的な人にその企画書をみてもらったところ・・・
言われたのは、
ここに書かれているのは、目標だけなんだよ。
目的がわからない。
本来であれば、「目的」があるからこそそれを叶えるために必要な「目標」がたてられるもの。
ありがちなのは、目的が明確になっていないが故に「今」しか見えていない感情的な目標になってしまうこと。
そんな目標は、ちょっとしたことでブレる。
挫折に繋がりやすい。
何より、他人も本人も何をしたら良いのかわからない。
今回みたいにいくら読んでも意味が入ってこない言葉は
「これを書いた人の目的は何だろか?」
という問いをもって読み直してみるといいよ。
そうアドバイスされました。
いやぁ、ほんまにありがたいアドバイスだった。
ほんとに今でも私の中で生きている超素晴らしいアドバイスだったと思います。
目標と目的の違いを知ることは、すごく重要なんです。
自分が目標を失っていたり、目標に向かってがんばっていない時期だったとしても、目標と目的の違いをはっきり認識していれば、他人に対してもアドバイスはできると思っています。
自分のことを棚に上げる
という概念はそこに存在しないから^^
第三者の視点は本人にとってはほとんどみえない視点で、目的と目標のそれぞれの意味を明確に理解している人からあーだこーだ言われることは、とても有り難いことなんですよ。
違いを知っている人の言葉は金言となる
感情の赴くままに、ピーピー言われたらそれは最悪ですが、そうじゃなければたとえその場では「うっせーな!」と思ったとしても、いつか必ず伝わります。
そして、感謝されます。
わたしはさんざんその経験(うるさいな!と反抗する側)をしてきているのですが、今でも自分のことを叱ってくれた先輩や守護霊様にはとっても感謝しています。
その昔は「私みたいな人間が人にアドバイスするなんて」という自己肯定感の低さから、何一つ行動ができていませんでした。
けど、今は守護霊様が仰ることは必ず意味があるし、その時反感を買われてもそれもまた意味のある事だと思えます。
だから自分が目標がなく淡々と会社に行って帰っての繰り返し・・という時期があっても、鑑定はできると自負しています。
目標を失ってなんでツライの?
もしつらいな〜と思っても、それも時が経てば「目標は失うこともあるものだよね」と教えて上げることがいつかできます。
もしツライのであれば、目標が目的になってしまっていたのかもしれません。
目的がはっきりしていれば、目標は1つだけではなく、
『あれがだめならこれがある』という思考回路に進みやすいものです。
唯一!オンリーワン!これさえがんばれば!
という基準でいると、目標を失ったらすべて失うし、
目標達成したら燃え尽き症候群です。
そうならないように選択肢を増やしていきましょ。
目標って何のためにあるの?
あたりまえだけど・・・目的を達成するため^^ですよね。
目的がなかったら、目標はブレて当たり前と思っても過言ではないです。
つまり、闇雲に目標設定したってしゃーないんですよ。
じゃ、目的ってどうやってみつけるの?設定するの?
例えば、
『将来安定した職業につきたい』
と思っていたとします。
この時、ちゃんと掘り下げていけばいいのです。
『安定って何?』
『なにをもって安定とするの?』
という自問自答や質問をしてみることです。
(質問だけよ!責めちゃだめよ!やさし〜くね!)
そうやって堀り下げて、予想をつけていけば目的も見えてくるはずです。
そう簡単にいくかい!って思うかもしれません。
けど、うまくいかない時って多分、質問する場所が違うんです。
『将来安定した職業につきたい』
という質問に対して、「どんな職業がいいの?」とかね。
それって、今と将来とで「安定した職業」そのものが全然違うものになってる可能性もあるし答えづらくありませんか?
うまくいかない時は、まずは自分または相手のスキなこと、スキな時間、スキな人を掘り下げていくのはどうでしょうか。
なんでかと言うと「何がスキか」くらい3歳でもわかるからです。
安定した職業はわからなくても、
・たくさん色んな人と会うほうがスキ
・毎日コツコツ決まった事を繰り返しこなすのがスキ
・音楽がスキ
・英語がスキ
くらいは、わかってくると思います。
そういう自問自答や問いの繰り返しをやっていくと、
「何のために○○高校に行きたいのか?」
「そこじゃないといけない理由は?」
といった筋道が見えてくるはず・・・
シルバーバーチ的に目的を見つけるなら
結局、スピリチュアルの世界では
職業や環境に依存するような事は、目的にしないんですよね。
なぜなら
どんな時でも光を感じて、感謝し、喜びそのものであること
そんな生き方を全人類にもとめているのですから。
・・・けどそれだと抽象度が高すぎますww
なので、スピリチュアルな視点で目的を見出していくのであれば
『どんな人間で在りたい?』
という質問をして、出てきた答えに対して何度も
『なぜそう思うの?』
と更に追い打ちをかけて深堀りしていくのが効果的です。
(たこやきちゃんも散々やりました)
最後にまとめ
・目標がない時期はあっていい
・そもそもの「目的」が何だったかが重要
・「目的」達成のための「目標」は1つだけじゃない
って感じだろうか。
ディズニーランド行くの超たのしみーー!!!
行ってきた、もうしばらく次の楽しみがない、モチベ上がらないーーー
っていうのは、目的が見えてないいい例。
ディズニーランドに行くのが楽しみだったのは、
恐らくきっと「ワクワクしたい」「夢を見たい」「楽しみたい」
といったような事柄が挙げられるはず。
目的は「楽しみたい」なんですよね。
けどここを見失って、「ディズニーランドに行く」ことを目標にしてしまうと、その日が過ぎたら目標喪失、燃え尽き症候群。。。そりゃそうなるわね。
目的がしっかりわかってたら、「楽しむ」ためのプロセスはディズニーランドに行く以外にもたくさんでてきます。
もっと些細な日常の中にも楽しむことがみつけられるようになります。
どんどん目標クリアして目的を達成しつづけて、魂を喜ばせていきましょうね〜