バレンタインの思い出〜我は彼なり、彼は我なり〜

今日はバレンタインデーですね!

ふと思い出したことがありました。
それは、片思いの甘酸っぱい思い出…

 

 

クラスメートの女の子との、
とある交流です。

 

中学生の頃。
あれは確か、3年生…?

私はもともと、「つくる」ことが好きで、
バレンタインの時期はチョコレートに纏わる
お菓子をつくるのが本当に好きでした♡

 

当時、一番夢中になって作ってたのは
みんな大好きな

  • 石畳チョコ
  • トリュフ

でした(^o^)

作るのが簡単で、しかも
出来上がりがとにかく美味しい(*^^*)

だから、何度も何度もたくさんつくりました♡

 

本当は、友達や友達と呼べなくても
クラスメート全員にあげたいと思っていて、

けど、いざ渡すとなると

 

「気持ち悪がられたらどうしよう」
「ウザがられたらどうしよう」
「迷惑だったらどうしよう」

 

という心配の方が上回ってしまい、
せっかく作った生チョコやトリュフは
眠ったままでした。

 

そしてお弁当の時間。

ちょうどその時期、席替えをしたばかりで
新しい班で机を並べてお弁当を
食べ始めていたのですが

 

その中に、一人だけ、

なぜか、その班のなかに入れず

 

本当に一人だけ、一人で一つの机で
お弁当を食べているクラスメートがいた。

 

彼女は、どこからどうみても
容姿が日本人ではなかった。

名前はトモコ。

名字も日本人だったけど、
容姿だけは全くの外国人。

中学1年生の頃に引っ越しで?
転校してきた子でした。

日本語も普通に話すし、
名前も日本人だし、
育ちも日本。

だけど、クラスの中で

《見えないバリア》

みたいなものが張られていた。

 

 

そんな彼女に、私は
自分でつくったチョコレートを
タッパーに入ったままだったけど、

お弁当の時間に
少しだけ離れた席に向かって

「これ、よかったら一緒に食べない?」

と声をかけてみた。

 

トモコはものすごく嬉しそうな笑顔で、

 

「え!!!!いいの!!??」

 

と、答えて、目をまんまるに開いて
喜んでくれた。

 

そして、私が作った
チョコレートを食べて、

 

 

美味しい!!!!

 

 

と、作り手としては心から嬉しい感想と
反応を素直に示してくれた。

 

そして私は、泣いた。

 

なんで泣いたかもわからないけど、
泣いた。

 

 

嬉しかったのもあるけれど、
まるで自分が救われたような気になったのだ。

 

 

トモコも、笑ったまま泣いた。

そして何度も、美味しい、嬉しいと言って
最後はタッパーごと持ってかえった。笑

 

ずっと小さい頃から、変に
孤独を感じやすくて、そういう時に
同じ気持ちをわかってくれる人なんて
いやしないとおもっていたけれど

この時、私は
自分から歩み寄ることで自分が癒やされるということを
魂レベルで体感した。

 

トモコはクラスの中でずっと一人だったけど、
きっと私も過去世で彼女と同じ孤独を味わい
そして誰かに優しくもしてもらったのだと思った。

そのことを思い出したら、
魂というのはすべてつながっているのだなという
体感が蘇り、

他人であっても自分であり、
自分であっても他人であるという

輪廻転生、循環、森羅万象を感じて
おおよそ、言葉にしつくせないほどの
無限の営みを意識の中で一瞬の間に味わった。

 

今思い出しても、

人の喜び
人の痛み
人の怒り
人の楽しみ

は、究極はすべて自分も同一で、境目がなく、
共に螺旋階段のように魂を磨きあって
お互いに体験しあっているのを味わわされる。

トモコ、今はどこで何してるのかなぁ。
元気でやってるといいなぁ。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次